ミャンマーの笑いのツボ
2022年 10月 28日(金) 19:30-21:00 オンライン開催
ミャンマー国軍によるクーデターから1年半以上が経過。
クーデター以降、軍の弾圧強化は止まることなく、多くの一般市民が犠牲となっています。「言論・表現の自由」の封じ込めは酷くなる一方です。軍を批判すれば逮捕・拘束されるなど、メディアや表現者には厳しい状況が続いています。しかし、一部のミャンマー人作家は危険を回避しながら風刺画等を用いた意志表明を続けています。
WARTは、自由と平和な表現活動を支援しようと、日本や世界のアーティストから一コマ漫画を集め、その啓蒙活動を通じ、ミャンマーの人々の想いを世界中に届ける活動を展開しています。
今回のウェビナーでは、古くからあるミャンマーの笑い話を紹介しながら、ミャンマーの笑いのツボを、解説を交えてお話します。また、文化の違いで起こるミスマッチなど、知れば笑えるネタや、今 起こっている表現活動などについても紹介します。
ウェビナーを通じて改めてミャンマーの笑いとの共通点や違いを知り、一コマ漫画のアイディアを膨らませてください。プロアマ問いません、積極的にWARTの第3回作品募集にもご応募いただければ幸いです。
※Zoom Webiner 登録画面に飛びます。直前まで申込み可能
【当日 プログラム】
▼ 第1部 基調講演
ミャンマーの笑いのツボ
ミャンマーに古くからある笑い話を、貴重な現地の教材を用いて紹介いただきます。思わずクスッと笑ってしまう、そんな笑い話を通じて、ミャンマーにの笑いにも関心を寄せてみてください。
根本 敬
上智大学総合グローバル学部教授
専門はビルマ(ミャンマー)の近現代史 1957年生まれ 5歳から7歳までビルマのラングーンで暮らしました。1962年から64年のことです。幼い日々のこととはいえ、そのときの記憶は今でも美しく残っています。大学生になってあらためてビルマに知的な関心を抱き、結果的に研究の世界に入りましたが、ビルマの風景と風土、人々の笑顔、留学時(1985-87年)にお世話になった友人や先生方の思い出は、つねに私の心の支えとなっています。 ・主要著書 『抵抗と協力のはざま:近代ビルマ史のなかのイギリスと日本 』(2010年、岩波書店) 『物語ビルマの歴史:王朝時代から現代まで 』(2014年、中公新書、中央公論新社) 『アウンサンスーチーのビルマ:民主化と国民和解への道 』(2015年、岩波書店)
▼ 第2部 ミャンマー人の笑うツボとは?!
ミャンマーと日本は、似たような部分もありますが、文化の違いも存在します。文化の違いによって誤解されてしまうこともあります。ついつい笑ってしまうようなネタや、日本人には伝わりにくい笑いのツボをご紹介します。
ナンミャケーカイン
京都精華大学国際文化学部特任准教授
来日して32年。ミャンマーも日本も同じ母国だと思っている。立命館大学から博士(国際関係学)取得後、東京外国語大学など複数の大学で「開発経済学」を非常勤講師として教える傍ら、通訳・翻訳も数多くこなす。 現在は、京都精華大学国際文化学部グローバルスタディーズ学科の特任准教授として在日ミャンマー人コミュニティの研究を行っている。 主な著書に「市場経済移行下のミャンマーにおける都市雑業層」、藤田幸一編『ミャンマー移行経済の変容――市場と統制のはざまで―― 』(アジア経済研究所、2005年)、「日本で学ぶこと・日本で働くこと」、田村克己・松田正彦編著『ミャンマーを知るための60章 』(明石書店、2013年)など。
▼ 第3部 パネルディスカッション
一コマ漫画家の篠原ユキオ氏にも作家として登壇いただき、今 ミャンマーで起こっている表現活動などについて紹介すると共に「笑いのツボ」を掘り下げていきます。後半は、参加者からの質問にも答えながら、さらにミャンマーの笑いについて理解を深める時間を予定しています。
登壇者
篠原ユキオ
1コマ漫画家。 FECO JAPAN(世界漫画家連盟日本支部)と 漫画家集団『ぼむ』の世話人。京都精華大学名誉教授。 『HITOKOMART 』と名付けたユーモア絵画を発表。自費出版した『HITOKOMART』が2018年に第47回日本漫画家協会賞カーツーン部門大賞を受賞。
ナンミャケーカイン
京都精華大学国際文化学部特任准教授
ファシリテーター
【開催概要】
【日程】10 月 28 日(金)19:30~21:00
【開催形式】オンライン開催(ZOOMウェビナー予定)
【参加費】 無料
【参加方法】事前申込制 (ZOOM ウェビナー)
※Zoom Webiner 登録画面に飛びます。直前まで申込み可能
主催:自由と平和な表現活動を支援する団体「WART」
共催:京都精華大学 アフリカ・アジア現代文化研究センター
【 作品募集 のご案内 】
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